最近の株式市場もボラティリティが高い相場が続きますね…
最近の動向ですと…
テスラ【TSLA】がS&P500不採用!
米国株の上昇は裏でソフトバンクの動向によりにより暴騰していたのか?
などなど…いろいろな相場の話を今週は耳にしますが…
該当個別株をメインに投資をしていないなら…あまり気にしてもしょうがない(笑)と感じています。
ただ、今回のテスラとS&P500に関する流れは…ETFやインデックスに投資をしている立場として、とても勉強になることもありましたので…私なりの見解をまとめてみました。
テスラの株価動向から思うS&P500のメリット・デメリットとは…
S&P500に採用される条件って何?
世界でもっとも注目されている指標といえるS&P500ですが…
その採用基準っていったいどんなものなのでしょうか?
・2時価総額が53億ドル(5,600億円)以上であること
・4四半期連続で黒字であること
・浮動株比率が50%以上であること
上記のことを踏まえて…結論からいうと、テスラは条件を満たしていても今回S&P500に採用されませんでした。
いったいなぜ?…
テスラ以外でS&P500に採用された銘柄は3社ありましたが、テスラより時価総額が低い企業でした。
その…【なぜ?】が今回のテスラの暴落を呼んでいると思うのですが…
テスラがS&P500に採用されなかった理由は、もちろん公表されていません。
会計上の理由など憶測はさまざまありますが…
私としては、「これが良くも悪くも、S&P500に投資をする!ということなんだ」と改めて実感したところです。
S&P500に投資をするメリット・デメリット
重要だと感じたのは…S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社のさじ加減1つで指標の銘柄が決定するということです。
これはメリット・デメリットの両局面があるように感じます。
メリットとしては、時価総額加重平均の元で定期的なポートフォリオリバランスを実施し、その時に強いセクターや旬な企業に自動で投資ができることです。
S&P500に採用される企業というのは、世界でも指折りの企業であるのは間違いありませんし、そのような企業を自動で見つけてくれるのは大きなメリットだと思います。
特に今回のように…「あのテスラが採用されないの?」という【?】は…
もしかしたら、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社のような超多量な情報を持っている企業にしかわからない何かがあったのかもしれない…と私は解釈しています。
私のような凡人投資家では知る術もない情報やノウハウも持っているプロの人達に一任した方が、結果的にも時間的にも有益なのは間違いと考えているのです。
そして、強いてデメリットをあげるとしたら…
上記でも記載しましたが、1社による判断が指数の採用銘柄を決定しているということです。
これに関しては一長一短というか…結局のところメリット・デメリットは同じ側面だと思うので…
インデックスや指標をどのように感じとるか?だと思っています。
まとめ
今回、S&P500にテスラの採用は見送られましたが…一方で、新たに採用されたり除外されたりする銘柄があります。
もちろん、今後もテスラが採用される可能性もあると思います。
今後の動向は、正直誰にもわからないと思うのですが…
世界の自動業界の中で…トヨタは時価総額でテスラに抜かれてしまいました…
そして、仮にS&P500の採用条件を日本企業に当てはめてみると…500社はありません。
現在のところ約200社程度とのことですが…
このコロナウイルスの感染が拡大している最中では、もっと厳しい現実が待っているように感じます。
このような最中では…やはり米国株式をポートフォリオの主体におき、S&P500をメインにした投資はとても有益だと考えています。
本日も読んでくださり、ありがとうございました。