読者様からご質問をいただきました。

昨年、香港のHSBC銀行の口座を開設し、そのままの状況なので…
現在の口座はアドバンスなのだと思いますが…ダウングレードする必要があるのか悩んでいます。
セービング口座に300万円ほど入金しており、最低預金額はクリアしております。
よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
現在の預金額により決める
結論から言うと…
この方の場合はわざわざダウングレードする必要はないと思います。
せっかくそれだけの資金が口座に入っているのであれば、アドバイスの恩恵を受けたら良いと思います。
そして、アドバイス口座の最低預金金額である約250万円を仮に下回ってしまうことがあれば…
PI口座(SmartVantage口座)に移行させれば良いかと思います。
最低預金金額
HSBC銀行の最低預金額は下記のとおりです。
この金額に満たない場合は、口座維持手数料がかかります。
クラス | 残高 | 口座維持手数料 |
---|---|---|
プレミア口座 | 100万HKD以上 | 380HKD/月 |
アドバンス口座 | 20万HKD以上 | 120HKD/月 |
PI口座 | 5000HKD以上 | 60HKD/月 |
この最低預入金があるのが…日本の銀行との大きな違いだと思います。
口座のメリット
口座のグレードにより受けられる対応が違うことも海外銀行の特徴かもしれません。
【プレミア口座の場合】
・担当者がつく
・専用ラウンジ利用
・専用フロアでの対応
・クレジットカード審査なし
【アドバンス口座の場合】
・担当者がつく
・専用窓口での対応
・クレジットカード年会費5年無料
【PI口座の場合】
私も長らくアドバンス口座を持っていましたが…上記の待遇を受けたことがありません…
香港にいないのだから使用する機会がそもそもなかったのですが…(笑)
最低預金額が200HKDを上回っていないのであれば…PI口座でも投資はできますし、サービスも十分だと考えています。
有効な口座運用
ご質問者さまのようにHSBC銀行内に多くの資金をお持ちの方は、その資金で資産運用をすることをおすすめします。
その理由としては、上記で記載した最低預金額には投資用口座の資産も合算されるからです。
残高は普通口座(セービング口座)の金額だけでなく、すべてのHSBC銀行内にある総資産なので、
ただ銀行内に資産をおいておくのはもったいないのです。
そして、HSBC銀行の普通口座の金利は日本の銀行と差ほど変わらないので、
ユニットトラストの債券ファンドでリスクレベルが1~2の安定している商品を購入すれば、
分配も入ってきて、無駄のない海外銀行の運用ができると思います。
まとめ
1つ注意しないといけないことは、投資用口座はHSBC銀行の窓口でないと開設できません。
ですので、HSBC銀行の口座を開設した際は一緒に投資用口座を開設することを強くおすすめします。
そしてどうしてHSBC銀行の資産運用をすることをおすすめしているか?といえば、
やはり税制優遇の恩恵が受けられることに他ありません。
日本では配当・分配に20%の税金がかかりますが、香港などのタックスヘイブンではかからないのです。
この20%…というマイナスは資産運用では本当に大きいです。
よく聞く言葉ですが、年々厳しくなっているHSBC銀行の口座開設…
それは事実でもあるので、もしご興味があるから早めに行動する方が良いと思います。
本日も読んでくださり、ありがとうございました。
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