読者さまからご質問をいただきました。

これから投資を始めようと思うのですが、いきなりオフショア投資などはハードルが高く…株や債券などの銘柄選びをする自信がありません。
ソーシャルレンディングであれば資金を預けるだけで、利回りも良いので…どう思いますか?
ご質問ありがとうございます。
私は、ソーシャルレンディングに投資をしたことがなく、どのような投資なのかも把握していないので…
勉強を兼ねて1からリサーチをし、感じたことをまとめさせてもらいます。
投資はシンプルが1番
結論から…私は今の現状では、
ソーシャルレンディングに投資はしない
と思います。
先日ブログで記載させてもらった内容と類似しますが、
資金を預けて運用してもらう…という内容の投資は、
証券会社が販売している投資信託以外はやらない、と改めて確信しました。
そして…このような投資案件は、アフィリエイターが口座開設の報酬目当てで紹介している部分が強いように感じます。
たしかに、提示されている利回りは良いかもしれませんが…実態がよくわからず、安心して満期まで迎えられるかわからない商品であれば、
有価証券として認められた株や債券に投資をした方が賢明なのではないでしょうか。
ソーシャルレンディングとは?
勉強を兼ねて…ソーシャルレンディングの仕組みですが、このような関係になっています。
つまりソーシャルレンディングは、投資家から資金を集めたファンドや斡旋事業者が、借り手である事業者に資金を貸し出す仕組みとなっているのです。
この仕組みは、普段の株取引と同じ流れなのですが、ソーシャルレンディングには、通常の株取引とは大きく異なる点があるのです。
ソーシャルレンディングのメリット・デメリット
ソーシャルレンディングのメリットはなんと言っても、その利回りです。
そして少額から投資を始めることができるので、ご質問者様のようにこれから投資を始める方や銘柄選定などが億劫な方には参入しやすい投資なのかもしれません。
そして最大のデメリットは…
投資先の情報や資金の借り手である事業者の情報が入手できない
ということです。
ですが、先日金融庁からこんな発表がありました。
今後…ソーシャルレンディングは風通しが良いものになるのか?
投資先の開示により投資対象として検討すべきか…難しいところです。
ネット融資仲介を透明化 借り手の情報を開示、金融庁: 日本経済新聞 https://t.co/Rwp1ezQu4p
— NEO@高配当投資でセミリタイア実践! (@neoneo787) March 16, 2019
これまで匿名化してきた理由は、
投資案件が貸し倒れになった際に、投資家が融資先に取り立てを行うことを防ぐ目的で必要とされてきた…
という…私には何とも理解し難い理由です。
株式投資は証券会社や金融庁による情報開示等のルールがしっかりと整備されていますが…
現行の法律では、投資家がソーシャルレンディングで融資ファンドに投資を行うのは、貸付先が開示されると貸金業に抵触してしまうことという理由で匿名化されいる…というのです。
金融庁は現在、融資先の情報開示など新たな取り組みに向けて検討・促している…とのことですが、
大切な資金を預ける投資先の情報が匿名…でも高利回り…と言われてもリスクがとても大きいと感じます。
現に、ソーシャルレンディング大手maneo、SBIソーシャルレンディングなどが予定した分配金の一部が支払えなくなったり、
集めた資金を本来の使途と異なるものに流用したことが発覚し、行政処分となっていたりと…不安な点はとても多いのが実情です。
まとめ
こういったリスクはありますが、高利回りであり、全てのソーシャルレンディング事業者が不誠実な対応をする訳ではないので、
リスクを承知の上で投資をするのはありなのかと思います。
私はこれからも、株式・ETF・REITなどに追加投資を続けていきますが、
やはり自分の意向にあった投資が1番なのだと思います。
本日も読んでくださり、ありがとうございます。
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