米中貿易摩擦が激化する中…いよいよ仮想通貨が通貨の避難先として認められてきた?という議論も目にするようになりました。
たしかに…2017年から2018年初めに起きていたバブルとは違い、底値を固めつつ、アメリカや中東で需要を伴った価格上昇は起きているように感じます。
そんな中…仮想通貨取引所ビットポイントを運営する、リミックスポイント(3825)が決算を発表しました。
私は仮想通貨に変わる投資先としてリミックスポイントに投資をしていました。
ナンピン銘柄になってしまった日本株が教えてくれた投資の大切なこと

昨年の11月から投資を始め、ナンピンを繰り返し現在すでに1200株を所有しています。
では…どうしてリミックスポイントへ投資を始めたのか?というと、それは仮想通貨(XRP)に期待しているからです。
仮想通貨その物への仕込みは完了していたので…仮想通貨分散投資という意味で、関連株の中から手軽な単価で始められる…この銘柄に投資を決断しました。
今回の決算の結果で…今日の始まり値はおそらく300円を下回ると予測できます。
(※一時300円を割りましたが、サポートの支えがありましたね。9時50分)
そうなれば…損失は40万を超えます。
それでも…この銘柄を持ち越すのか?損切りするのか?
数か月前から学んでいる広瀬隆雄さんの株取引で言うなら即損切り…いや損切りするのが遅すぎるのですが、この銘柄には本当に株取引を含めてたくさんのことを学ばせてもらっているので、自分の考えをまとめたいと思います。
リミックスポイント(3825)決算発表【仮想通貨投資への考え方】
現在の私の仮想通貨ポートフォリオはこちらです↓

XRPという本命の仮想通貨に関して、非中央集権代表のビットコイン&キャッシュでリスク分散をしています。
このポートフォリオを今後変える予定もなく、BTCが上がればXRPも上げるでしょうし、XRPが上昇すればBTCも上がる…といった考えです。
その良い例といえるのが、昨今の仮想通貨の値動きです。
参照:みんなの仮想通貨より
各通貨でポジティブなニュースが出ているとはいえ、ビットコインの上昇から他の通貨も上昇しているように感じます。
ビットコインも90万円代を昨年の7月以来につけ、勢いが戻りつつある中でリミックスの決算発表を迎えたのですが…内容が非常に悪いものでした。
リミックスポイント決算発表
非常に悪い内容ですね
FATFやホテル事業への投資キャッシュフローの増加…
仮想通貨の売上高が無さすぎる…
今期業績予想は非開示…これも超ネガティブ
保有…損切り?
現在の仮想通貨価格が物語っているのか…
これは各自の決断ですねhttps://t.co/2OmIIQ07Rk
— NEO@高配当投資でセミリタイア実践! (@neoneo787) May 15, 2019
決算後の株価
リミックスポイントは決算(2018年4月1日~2019年3月31日)を発表しました。
決算発表後の株価はこちら↓
リミックスポイント株価
参照:SBI証券
決算発表後、PTSで250円まで大きく下落しましたが買いが入り、280円代を推移しています。
本日の寄付きでは…200円代となる可能性が高いです。
下記に決算の内容をまとめます。
決算の概要
主な決算の概要は、
前期3月期より、
・売上高は-26億円減の117億円
・営業利益は-19億円減の17億円
・経常利益は-16億円減の17億円
・純利益は-4億円減の18億円
・今期業績予想は非開示
結果は、すべてにおいて悪い決算…。
そして、業績予想は非開示…これはもっとも投資家が嫌うことだと思います。
非開示の理由は、仮想通貨事業の比率が高いため今後も市場がポジティブ・ネガティブな側面を含めて市場変動要因が大きいため、ということでした。
たしかに、仮想通貨市場はまったく予想をしない値動きをしますので、業績予想を立てられないというのは納得できます。
ですので、当初のとおりこの銘柄は株式投資というより、仮想通貨全体に投資をするインデックスファンドという気持ちで投資をした方が良いと思います。
リミックスは、仮想通貨の他にエネルギー事業・自動車事業・旅行事業と併せて4つのセクターにより成り立っている会社ですが、下記の通り仮想通貨セクターの良し悪しが売り上げに著しく影響を及ぼします。
参照:リミックスポイント決算説明書
決算の詳細
リミックス決算短信
参照:リミックス 決算短信より
売上高
売上高は-18%減の117億円です。
EPS(1株利益)
EPSは-31円で、前年より-77円の減です。
キャッシュフロー
営業キャッシュフローは6億円で、前年の2億円から4億円の増です。
純利益-18億円に対して営業キャッシュフローは6億円です。
営業キャッシュフローが純利益を上回っていることが基準としていますが、純利利益がマイナスなので…比較意味はないです。
営業キャッシュフローマージンは、15~30%が理想とされていますが、
6億円(営業キャッシュフロー)÷117億円(売上高)=5%と効率的な運営ができていないと言わざる負えないです。
フリーキャッシュフローは、6億円(営業キャッシュフロー)-9億円(投資キャッシュフロー)=-3億円となります。
ポジティブに見れば、リミックスはFATFに対応するための人員確保や設備投資、そしてホテル事業などへの先行投資をしている若い会社と考えることもできます。
どこまで期待できるか?
ここにすべてがかかってきますし、この決算内容から持ち越すのであれば…4月からの仮想通貨の動きを次回決算がどこまで拾うのか?にかかってくると思います。
まとめ
これまでリミックスを所有していることを諸事情によりブログへは記載しないできました。申し訳ありません。
ですが、損失も大きく抱え、投資は自己責任ということを肝に銘じ、そして包み隠さずブログ運営をしたいと思い、記載することにしました。
リミックスは私が日々投資をしている高配当株とは目的が違うキャピタルゲインをメインにしている投資です。
誰かが言っていた、情報を見たから、という理由ではなく、自分の明確な目的や理由のある投資がしたいので、決算書をしっかり読めるようになるためのステップアップだと思いリミックスを保有していきます。
いつか損切りする時が来るかもしれませんが、それ以上価値があったと思えるような銘柄付き合いをしたいと思います。
本日も読んでくださりありがとうございます。
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