外貨建て保険や投資信託の販売について、さまざま問題が起きています。
基本的に投資商品などを購入する際は、投資家と投資商品の間に余計な間係者を増やすことは得策にはなりません。
なぜなら、手数料という問題が起きるからです。
最近、常々感じるのですが… 個人投資家にできることは、
・資金管理
・リスクの分散
・手数料の削減
のみだと思うのです。
時間を味方にした投資を行うことが成功への1番の近道だと思うので、まずは市場から退場しない投資スタイルの確立が最優先だと感じています。
【ひふみ】から学んだインデックス投資に勝るものなしの現実について
タイトルのとおり、このように感じるきっかけに与えてくれた商品がレオスキャピタルワークスが運用している【ひふみ】からです。
現在、投資信託はつみたてNISAのみで購入しており、その銘柄は↓
・楽天VT
・楽天VTI
・SBI全世界株式インデックスファンド
・ひふみプラス
なのですが、各投資信託の損益通算を確認すると…
・日本市場への投資は成長が見込めない
こと
・アクティブファンドの運用が長期投資に適していないこと
を痛感する結果となっています。
楽天VTI(全米株式インデックス)
現在、つみたてNISAとして投資を継続しているのはこの楽天VTIのみです。
どうして楽天VTIにしているのか?というと、
・NISA枠の特権であるキャピタルを確実に狙うため
・S&P500はオフショア投資で行っているため
です。
そのままVTIを購入すれば分配が出るため、ETFで購入したいところですが…
20年という長い歳月で投資をするのであれば、1つは国策に便乗しておこうという単純な理由です。
そして、日本の株式市場が回復していかない中…楽天VTIはしっかり基準価格を戻しておりアメリカ経済の堅調さを感じるところです。
楽天-全米株式インデックス
参照:SBI証券より
米中貿易摩擦があり、懸念材料もある中で回復傾向にあります。
現在のトランプ政権に支えられている部分はあるかもしれませんが、日本の銘柄に投資をするのであれば確実にアメリカ市場に投資をした方が賢明だと思います。
楽天・SBI(全世界株式インデックス)
今後の世界情勢がどのようになるのか?…そんなことは誰にもわかりません。
上記で記載したとおり、アメリカ1強の時代がこれからも続くのか?それもわかりません。
人口世界一の中国が巧みに裏を練って…今後世界第1位のGDPになることさえ可能性としてあると思います。
そのようなあらゆる展開に対応できる商品が全世界株式だと思うのです。
個人投資家にできる究極のリスク分散です。
ですが…現在この商品に関して1つ留意しておくことがあるとしたら…投資対象国のバランスです。
VT(投資国先一覧)
参照:バンガードJapanより
結局…投資先の半数以上はアメリカなのです。
そして、中国はわずか3.3%…。
これからの世界経済の動向によりポートフォリオのバランスは変わると思いますが…原点に戻り今後は妻のNISA枠で投資を検討しています。
そして基準価格の推移ですが、
楽天VT(全世界株式インデックス)
参照:SBI証券
基準価格の推移は楽天VTIとほぼ同じ動きです。
半数が米国株なので当然かもしれませんが(笑)
楽天の投資信託はVTもVTIも販売されてから歴史がまだ浅いので、ETFとして見てみると…
参照:SBI証券
しっかり以前の最高値まで回復し、更新しようとしているのがわかります。
これは、VTIでも同じことがわかります。
VTは約2.2%の分配が出るので、着実に投資を継続すれば、金融庁2000万円問題も解決してくれる有益な商品だと思います。
ひふみプラス(レオスキャピタルワークス)
まず、上記のチャートと比べると一目瞭然なのがわかります。
ひふみプラス
参照:SBI証券
過去の最高を更新する勢いで上昇しているVTIやVTと違い、まだ半値といったところです。
そして、この基準価格に対して、楽天VTI・VTの5倍近くの信託報酬が運用にかかっています。
これでは長期投資には適さないと感じてしまいます。
また現在、ひふみのポートフォリオの8割が日本株で運用されていますが…これはアベノミクスの恩恵を受けて上昇していた…ということが否めないように思います。
つみたてNISAで購入していた銘柄なので、あえて切る必要もなくこのまま保持しますが、ひふみ(アクティブファンド)がやはりトータル的に厳しい商品だということを確信しました。
まとめ
現在も新しい投資信託がたくさん販売されていますが…信託報酬の安いインデックスファンドを購入することが一番確実だと思います。
銘柄ブームに乗ることなく、全世界株式や全米株式(VTIやS&P500)を購
人することが長期投資には適している感じました。
実際にひふみに投資をしてみて、アクティブ運用のリスクリターンと信託報酬の高さについてはインデックスファンドには勝てないことを実感することができました。
たくさんの著書で書かれているとおりの結果です(笑)
【ひふみ】から得た…私なりの教訓は、
・テレビで紹介された投資商品は購入しない
・日本(日経225やTOPIX)のインデックスと比べて勝っている事実は参考にならない
ということです。
ひふみのように宣伝や人件費に多くのコストがかかる投資信託をつみたてNISAとして運用することは適していないと確信しました。
そして、日本株や日本経済の低迷や回復力の無さを肌で感じました。
日本銀行や安倍内閣の支えが無くなった時…日本株式の下落は避けられない現実があると思うので、これから少しずつ日本資産を整理していきたいと思います。
本日も読んでくださり、ありがとうございました。
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