沈静化するどころか…益々デモが緊迫してきている香港…
「これから香港へ投資をしよう!」という人にとっては…足踏みをしてしまうことは当然だと思います。
特に最近、読者さまから頻繁にいただくご質問で…
「これから香港へ投資を始めようと思いますが…どう思いますか?」
について、私の見解や考えをまとめてみます。
「これから香港への投資をしようか悩んでます…」の答えについて
世界有数の金融市場「香港」の魅力
どうして香港への投資を悩むかのか?
それは単刀直入に…
中国(中国共産党)の存在があるからだと思います。
ですが…
・どうして中国の介入があるといけないのか?
・何が香港にとってマイナスなのか?
という具体的な理由はわからず…
ただなんとなく…中国が香港の自由を奪い、経済が衰退する…そんなイメージがあるのかもしれません。
私もこの部分のモヤモヤを払拭するために、香港と中国の歴史を調べたり、香港IFAへ現状を確認したりしました。
その内容もブログまとめたのですが…

結論…あまりに複雑で国同士が絡む超巨大な問題を、一個人投資家が把握できるような話ではない!ということだけはハッキリとわかりました(笑)
ですので、私なりに出した一番納得いく答えは…
今後香港へ投資をするのであれば…【香港投資=中国へ投資する】と解釈で実施する必要があるということです。
そもそも中国への投資はわるいのか?
私なりに行き着いた答えは、香港へ投資をするということは、中国へ投資をするという解釈です。
根底で…香港=中国という考えを持つという意味なのですが…
2047年の一国二制度の終了を待たずに、既に香港は中国化されたと考えた方が賢明だと思っているのです。
私達の世代は、これからもアメリカと中国の二大国により世界経済は動いていくと思いますし、
シンプルにその2つの国に分散投資をしていくことが長期的に適しているという考えです。
では…どうして香港に魅力があるのか?
中国が背後にいる国は世界にたくさんありますが…
その中から「なぜ香港を選ぶのか?」が重要だと思うのです。
私が思う他の国にはない香港の魅力というのは、自由な経済体制と中国と世界を結ぶ窓口として役割です。
香港は約750万人という少ない人口ですが、その後ろには13億人という超巨大な中国市場というものがあるのです。
中国という閉鎖的なマーケットが唯一自由に諸外国と取引できる都市が香港であり、
また中国の人民元をグローバル化していく上で香港市場は大きな役割があると思います。
現在の基軸通貨は米ドルですが、人民元が国際通貨としての価値を上げるためには、
世界各国と自由に経済活動が行える香港を利用し、企業や機関投資家を人民元の経済圏に取り込む必要があります。
香港がこれまで配当やキャピタルゲインを非課税にしたり、法人税の優遇など、海外企業や投資家を積極的に呼び込みなどの政策が結果を生み…
実際に、欧米先進国は香港に保険、投資、貿易会社などを作りアジア圏におけるビジネスの拠点としています。
香港の経済発展を巧みに利用し、未開拓の中国市場が開放されるようなことがあれば…
今後の経済がアメリカ1強の時代ではなくなるかもしれない…そんなことも頭に過るのです。
まとめ
こればかりはまったく読めないことですし、あくまで空想の話でもあります。
ただ私がお伝えしたいのは…「危険だ!リスクがある!」と決めつけてしまうことも機会損失ということです。
個人投資家が何をしても…世界各国の繋がりや歴史は変えられません。
表に出ている部分だけかもしれませんが、学べることは学び、リスクとどう向き合うか?が大切だと思うのです。
2047年に一国二制度は終了します。
そのゴールに向けて益々中国の影響は強くなるはずです。
その前に優良な香港の金融商品を購入しておくことも大切な分散投資だと思います。
今投資を始めれば、2047年まで28年間あるのです。
今のところ…この2047年を1つの終着点として香港で資産運用をしていますが…少しでも長く運用した方がリスクは軽減されます。
以上のことから、私の「香港投資をしようか悩んでます…」の答えは、
資産の分散投資をしっかり行え、最後まで資産運用をやり抜く覚悟があるなら香港ほど魅力的な場所はない!ということです。
投資にリスクは付き物です。国内資産なら安心!という考えもまた危険だと思います。
本日も読んでくださり、ありがとうございました。