先日も本屋に繰り出し…勉強になりそうな本を物色していたところ…目に留まったのがこちら↓
ワタミグループの代表である渡邉美樹さんが著書された【警鐘】という本…
参議院議員を辞められて、ワタミの経営に戻ったということは知っていましたが…
先日まで国の中枢にいた方がどのようなことを書かれているのか?興味があり購入してみると…
かなり衝撃的な内容でした…
政治家として何もできなかった実情…を赤裸々に記載されていました。
今回の参議院選挙で日本経済に警鐘を鳴らしていた藤巻議員は落選してしまい…
日本の経済を変えられる議員さんが現在いるのか…さらに不安な気持ちになりました。
【警鐘 渡邉美樹 】を読んで…日本のヤバすぎる未来と経済について
日本は財政破綻するのか?
この著書の中で、最初に記載されているのは…
日本の財政が破綻する日が近いという警鐘です。
日本の財政破綻に企業や個人は準備するべきだ!という強いメッセージを感じました。
その理由として書かれているのが以下の内容です。
膨らみ続ける国家予算と借金
超少子高齢に伴い、さまざま金融政策もしても回復の見通しが立たない日本経済…
そんな中でも…年々国家予算は膨らみ続け…国債やETFを日本銀行が買い続けるという…
世界で類を見ない事態が日本では起きています。
特にこの著書の中で衝撃的だったのは…
国会議員は「予算をどれだけ増やすか?」という話し合いばかりをしているという…まさに時代と逆行していることをしているわけです。
また各官公庁でも予算を年度内にキッチリ使い切れる人物が優秀という…良くわからない実態…
年度末になると異常に道路工事が増えるのも納得できます。
よくNHKなどでテレビ中継されている「予算委員会」も…予算の話など皆無で汚職した議員に問い詰める場となっていますが…
どうしてこのような実情になってしまったのか?を紐解くと…
日本は戦後ずっと右肩上がりの経済成長をし続けてきました。
それに伴い税収も増え続けてきたわけですが、これが今後も継続していく…という概念を払拭できていないことが上げれます。
時代は変わっているのに…古い概念が捨てられない日本…
超少子化に伴って人口減少が始まった現在…
税収は右肩下がりなのに、国家予算と借金が増える日本に不安しか感じられません。
日本はつぶれる
いよいよ歳入より歳出が上回った!など連日報道されていますが…
日本に歳入を増やすための体力は残っていないように感じます。
一般会計予算も7年連続で過去最高を更新しているようですが、
超赤字財政が続いている中で、歳出だけは年々膨れ上がっている異常事態…
桜を見る会云々なんていう余裕があることが信じられません。
現在の日本の赤字(債務残高)は1100兆円を超えていますが、
債務残高対GDP比を先進国と比較してみると…その異常な値を知ることができます。
日本2.4倍
イタリア1.3倍
アメリカ1.0倍
フランス0.9倍
カナダ0.9倍
英国0.9倍
ドイツ0.6倍
これだけ欧州の財政難が囁かれている中でも日本の債務超過がどれだけ逸脱しているか…わかると思います。
これからさらに少子高齢が進み、社会保障費の増加は否めません。
足りない部分は国庫や地方税等で賄うことになるのが関の山なので…
新たな借金が増えるだけの自転車操業のような現状が今後も継続していくのです。
日本の財政破綻に備えて何を準備すべきか
財政破綻する…というと、まるで北斗の拳のような街並みをイメージするかもしれませんが…
今までの生活がそのまま継続できなくなるという解釈で良いかと思います。
公共施設である図書館、プール、子育て支援センターなどが閉鎖され、公営の病院もこれまでの診療は受けられず、インフラがなくなる…そんなイメージです。
そして、財政破綻の前に日本がこのまま多額の債務超過を放置すると起こるであろう現象は、
・金利の上昇(国債のデフォルト)
・大幅な円安(日本円の価値下落)
・物価の上昇(ハイパーインフレ)
基本的に円安になれば、輸入品や原油などが高くなり、個人収入は減少します。
円安は輸出企業には有利になりますが、1人の国民としては出費が嵩むばかりになるのです。
対策として
よくこの手の話を聞くと…
「もう日本は終わりだ…」
「日本の年金も崩壊…預金封鎖が始まる」
という情報が溢れ出し、しまいには怪しい投資案件まで出てきます。
私が思う一番の対策は…再々このブログで記載していますが、
海外に銀行ロ座を開設し、資産の一部を外貨に換えて預けておくことだと思います。
ちなみに外貨は基軸通貨である米ドルが一番良いと思います。
そうすれば、巷で騒がれている預金封鎖から資産は守ることはできます。
そして米ドルを保有しておくことで円に対するリスクを減らすこともできます。
ここまで日本のマイナスな所ばかり記載しましたが…海外と比べてメリットもたくさんあります。
治安が良かったり、道路などのインフラも素晴らしいですし、蛇口の水がそのまま飲めるのも日本特有だと思います。
ただ…これがいつまで続くのか?そこが懸念材料なのです。
その可能性も考慮して、 海外で有益な資産運用をすることが今の時代求められているように感じるのです。
まとめ
日本経済や日本の行く末については、多くの出版物でネガティブな内容が多いように感じます。
たしかに現在の政権を見ていれば期時も持てないところでありますが…
だからと言って批判することは簡単で自分が矢面に立ち何かをしようとしないのであれば、言うは易く行うは難しです。
国会議員になり政権与党の幹部にでもならない限り…日本を変えることはできませんが、
自分の未来や家族の将来を変えることはできるはずです。
この著書を読み…そんようなことを強く感じました。
今から1つ1つの行動を考え、理由のある資産運用をしていくことで小さい未来は守れるはずです。
本日も読んでくださり、ありがとうございました。