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シェールガス・シェールオイルとは?エネルギーセクターの重要存在

投資情報

【シェールガス】【シェールオイル】という言葉をよく聞きますが…

 

そもそもこのシェールガス・オイルとは何なのか?

 

トランプ大統領は、このシェールガス・オイルについてどのような方針をもっているのか?

 

米国の影響を強く受ける日本だからこそ、この地下資源について考えたいと思います。

 

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シェールガス・シェールオイルとは?エネルギーセクターの重要存在

私達の身近な存在として、ガソリンや灯油などがありますが…

 

シェールガス・オイルって私達の生活にどのように関係するのか?

 

それには少しだけ地下資源についての知識も必要です。

 

油田から採掘し、そのままの状態で何にも精製されていない原油のことを石油ともいいます。

 

ここから精製が行われ、ガソリン、軽油、石油などに分かれていくのですが…

 

シェールオイルやシェールガスも原油なの?ということになります。

 

この2つの資源は、貢岩 (けつがん)と呼ばれる推積岩の層から採取される天然ガスやオイルのことを言います。

 

太古の海にいたプランクトンや藻が数億年という長い時間をかけて変化し、ガスや液体となったもので、 原油やLNG (液化天然ガス)と同じく【化石燃料】となります。

 

この2つの化石燃料は、地下2000mの深い地層に存在しており、これまでコストに見合う掘り出す技術がありませんでしたが…

 

現在は水圧破砕法などの技術革新により安価に採掘できるようになりました。

 

そして、この技術は米国随一のものとなり、シェール革命と言われ、現在産出国になるほどの規模に成長しています。

 

米国の古い地層には、まだまだこのシェールガスやオイルが存在しており、米国内で化石燃料が採取できれば、天然ガス輸入量は劇的に減少するのも当然のことです。

 

その他にもシェールガスやオイルが存在している国はたくさんありますが…

 

埋蔵量と生産量は違うという答えに行き着きます。

 

「シェール革命」が米国にもたらす影響

 

この「シェール革命」で米国は世界最大の天然ガス生産国となりました。

 

これをきっかけに米国のエネルギー事業にも多くの影響をもたらしました。

例えば、

① 原油生産の増加

② 石炭輸出の増加

③ 原子力発電の鈍化

です。

 

「原油生産の増加」は、当然これだけの天然ガスが採取できるのでわかりきった理由で
すが…

 

石炭の輸出が増える理由とは何でしょうか?

 

石炭輸出の増加は、 シェールガスの増産により天然ガスの価格が下落し、米国の火力発電部門は、安値に購人できる天然ガスに石炭から燃料を変更しました。

 

その結果、在庫余りになった石炭を中国などの新興国に向けて輸出しているのです。

 

供給過多になれば価格が下落するのは世の常なので…当然の結果です。

 

そして、 原子力発電の純化についても上記と同じ理由と考えられます。

 

米国で過去に起きてしまったスリーマイル島の原子力事故などのリスクも含めて考えると…

 

安価で入手できる天然ガスで発電した方がトータル的に有益という答えに行き着くわけです。

シェールガス, オイルの未来は

全世界の天然ガス市場に大きな影響をもたらした「シェール革命」ですが…

 

この先の世界にどのような影響を与えるのでしょうか?

 

特に化石燃料と一番深くかかわることとして考えられるのが、環境問題です。

 

囁かれている懸念材料としては、

・堀削時に使用される化学物質による地下水汚染

・採掘現場から出るメタンガスによる温暖化

・水圧破砕法により大量の水を確保するための水源影響

・排水の地下圧入による地盤への影響

などです。

 

このような問題に対し、 米国環境保護庁 (EPA)は2016年に大気汚染物質の排出基準を策定しました。

 

規制されれば…それに似合うコストがかかるため、これまでのようなシェールガスオイルの価格優位性はなくなってきてしまいます。

 

そもそも近年の傾向として原油価格は下落の一途ですので…ここでも価格の優位性がなくなってきているのです。

 

シェール革命が起きたとはいえ、スーパーメジャーと言われる6社の大企業も売上が減少していく中…

 

初期投資に多くに費用を投じた企業は倒産を余儀なくされる事態が起きてしまっています。

 

そして、それは日本国内でも海外の資源事業に積極的な日本の商社も大きな損失を出しています。

 

特に住友商事はシェール技術の開発に伴う 3100億円の減損損失を計上したことは記憶に新しいのではないでしょうか。

エネルギーセクターにおいて個人投資家にできること

 

バブルが崩壊するように 「シェール革命」は失敗に終わってしまうのうか?

 

それは、米国トランプ大統領のエネルギー政策を見てみると…感じとれる部分があります。

 

結論からトランプ大統領はシェール革命については積極的であり、化石燃料へのシフトを
表明
しています。

 

オバマ大統領時代に厳しくした環境規制を緩和し、 米環境保護庁長官に石油・ガス開発の環境規制に異議を唱えてきた人物を起用するなどの政策も実行しています。

 

また、 凍結されていたカナダからアメリカに原油を輸送するバイプラインの建設などにも署名しています。

 

そして以前の国務長官であったレックスティラーソン氏はエクソンモービルの会長をしていた人物です。

 

米国の自国優先を第一にしている大統領がこれだけエネルギーセクターに積極的であれば…

 

さまざま方法で原油に関する有利な方向へ話を持っていくのが通例ではないでしょうか。

 

日本経済への影響は?

米国に忠実な日本…このような米国のエネルギー政策が日本経済に大きな影響を与えるの
は間違いありません。

 

日本の発電に関しても、 現在9割が火力発電によって行われています。

 

特に東日本大震災の際に発生した福島原子力発電所の事故以降、日本のほとんどの原子力
発電所は停止している状況です。

 

つまりは…火力発電に頼らざるを得ない部分があります。

 

ですので、 日本は世界中から原油やLNGを輸入し、高値でも買ってくれる各国の超お得意様となっているのです。

 

このような状況の中で東京電力や中部電力は米国からシェールガスで作ったLNGの輸入を開始しています。

 

今後、日本ではシェールガスを活用できる新しい火力発電所が着々と建設される予定とな
っていますが…

 

ここに米国政府の働きかけがないはずありません。

 

日本が米国の忠実な配下であること思えば、個人投資家としても行動に反映できる部分が
あると思うのです。

 

今後、 米国が作り出す比較的安いシェールガスの輸入が継続できれば、日本経済ににとって悪い話ではありません。

まとめ

このようなシェール革命により、 今後も化石燃料の値段が下がり続けるかどうかは正直わかりません…

 

シェールガスの供給過多により価格が下落し、一部の業者は倒産しスーパーメジャーですら大きな減損を発表しています。

 

このような状況が続くと…今度は一転して供給滅に伴い価格は上昇することになりますが…

 

このストーリーもまったく予測がつきません(笑)

 

現在は米国一強の堀削技術となるシェール革命ですが…

 

南米やアフリカなので設備や堀削技術の問題が解決し、中国では水資源の確保などが実施されればさらに状況は変わるかもしれません。

 

本日も読んでくださり、ありがとうございました。