先日、海外REITへ初めて投資をしました。
その商品が、上場インデックスファンド豪州リート(1555)という商品です。
こちらの商品は、その名前のとおりオーストラリアの不動産に投資をする商品です。
これまでJ-REITへの投資はありますが、どうして海外REITへ投資をするのか?
そして、なぜオーストラリアなのか?をまとめてみます。
ずっとこの上場Aリートは株価が値下がりするタイミングを待っていたので、投資を迷わず決断できました。
上場Aリート(1555)に新規投資!オーストラリアの魅力について
上場Aリート(1555)とは?
このREITは、日興アセットマネジメントが販売する「円換算したS&P/ASX200 A-REIT指数の変動率に一致させることをめざす上場投資信託(ETF)」です。
オーストラリアの商業、産業、オフィスなどのREITを銘柄を組入れています。
つまり、既に分散に分散が重ねられた商品というわけです。
ファンド情報
販売元 | 日興アセットマネジメント株式会社 |
設定日 | 2011年3月3日 |
信託期間 | 無制限 |
売買単位 | 10口 |
組入銘柄数 | 19銘柄 |
決算日 | 年6回(奇数月各10日) |
2ヶ月に1度分配がもらえるのはとても魅力的だと思います。
そして、【円決済】であり【円で分配が支払われる】ので、ドルや外貨に対するリスク分散にもなります。
ポートフォリオの内訳
参照:日興アセットマネジメントHPより
上記のとおりセクターが分散されており、とてもバランスの良いポートフォリオです。
このファンド1つでオーストラリアの不動産へ分散投資ができる商品だと思います。
ファンドの組入れ銘柄
参照:日興アセットマネジメントHPより
GOODMAN GROUP
不動産を所有、開発、管理するオーストラリアの商業用および工業用不動産グループ。世界中の倉庫を所有し、大規模物流施設やオフィスなども所有している。
SCENTRE GROUP
Westfield(1960年創業)が2014年に分社させたグループ会社。ショッピングセンターの開発・運営・賃貸業をオーストラリアとニュージーランドで事業を展開している。
DEXUS
オーストラリアのオフィスと工業用不動産の投資、開発、管理および取引を展開している。
上記のポートフォリオ内訳にもありますが、REITを19銘柄組入れたファンドのため、さまざま不動産が組入れられていることが大きな魅力です。
なぜオーストラリアなのか?
オーストラリアの魅力としてはアメリカと同じように、先進国の中で人口増加が続いている国という共通点があります。
では、その経済規模と人口を世界と比較してみます。
各国GDPの比較 (2018年)
参照:グローバルノート
先進国の中では小規模なGDPであり、経済規模も4分の1程なのがわかります。
人口の比較(2018年)
参照:グローバルノート(単位千人)
日本が約1億2000万人で、世界1位の中国が約14億人と比較すると…
オーストラリアの2400万人が少ないのかがわかると思いますし…正直、北朝鮮より少ないのは意外でした。
先進国ではありますが…まだまだ今後の成長に期待できると同時に、広大な面積(日本の20倍)に人口増加を期待して良い国だと思っています。
ただ…面積が広大なだけでなく、人が住みやすい環境があることが一番重要であり、オーストラリアの中央部にはエアーズロックなどがある砂漠地帯というこも忘れてはいけません。
オーストラリアの経済成長や人口推移
こちらがオーストラリアのGDP経済成長率になります。
参照:世界経済のネタ帳より
経済成長は大幅2~4%の間を推移していることがわかります。
日本の経済成長率と比較すると…安定していることも感じとれます。
人口の増加
こちらがオーストラリアの人口増の推移です。
参照:世界経済のネタ帳より
先進国が軒並み人口減少が進む中、常に右肩上がりで人口が増え続けています。
やはり経済成長に人口増加はかかせないものであり、源泉だと思います。
注意点…少しのデメリット
この上場A-REITのデメリットとしては…
・純資産が少ない(約87億円)
・信託報酬が少し割高
の2点があると思います。
J-REITでも純資産1000億円を越える商品がたくさんありますが…日本のREIT市場の中でも小規模商品だと思います。
また信託報酬は、
・eMAXIS豪州リートインデックス→0.648%
となります。
ですが…海外REITはそもそも信託報酬が割高だと思えば良いのではないでしょうか?
アメリカのREITで1番有名なETFである、米国不動産ETF(IYR)の信託報酬0.47%です。
また、日本でオーストラリアのREITに投資をしたいのであれば…上記で記載している2つのファンドに限られてしまいます。
eMAXIS豪州リートは投資信託で分配は出ないので、高配当投資を目的にしている私には必然的に上場Aリート[1555]の1択となりました。
まとめ
上記以外にも、資源国家の側面もあるオーストラリアですが…
その取引先として中国が大きく絡んでおり、豪ドルは中国経済の影響をモロに受けます。
そして、今回のような新型コロナウイルスから世界的な金利利下げが始まると…
金融業が大きなダメージを受け…その煽りをREITも当然受ける形になります。
ですが、先進国と言われる中でアメリカ同様に経済の成長を望めるのはオーストラリアだと思います。
私はその考えの元で、オーストラリアのウエストパックバンキング(WBK)にA-REITへ投資を決断しました。
オーストラリア投資に関しては、金融とREITはセットと考えて今後も投資をしていきたいと思います。
本日も読んでくださり、ありがとうございました。