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香港で資産運用をしている立場から…国家安全法に思う事と今後の行動

オフショア投資

昨今…コロナウイルス関連が落ち着いてきたと思ったら…

 

またまた中国を発端とする世界的な事案が発生してしまいました。

 

コロナウイルス感染が拡大していく中で自然とデモが沈静化した香港ですが…

 

今回もその香港の未来を大きく揺れ動かす出来事が起きてしまいました…

 

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香港で資産運用をしている立場から…国家安全法に思う事と今後の行動

一国二制度に守られ…自由で開かれた金融都市であった香港が大きく変わろうとしています。

 

その発端となったのは、5月28日に中国の全国人民代表大会で、香港における国家安全法が可決されたことです。

 

この国家安全法というのは、その名のとおり国の安全を守る法律です。

 

現在のところ…対象になるのは犯罪行為の取り締まりが中心であり、中央政府への反逆や外国の外部勢力によるテロ行為なども含まれています。

 

ですので…内容だけを見てみると、一見どこの国にも制定してある国家の安全を守るための法律であるように感じます。

 

では…何が問題なのか?

 

少し掘り下げると…

中国は国家の安全を中央政府が管理し、地方行政区域をその管理下におく体制をとっています。

 

つまり…この法律が適用されるということは、1国2制度になっているはずの香港が時期尚早に中国の管理下に入るということを意味しているものだと思います。

 

今のところ…上記のような犯罪を中心とした法律の導入なのですが…

 

これを皮切りに今後香港の中枢でもある金融まで侵されるのではないか?ということが1番の懸念なのです。

 

香港の未来は…

これまでも中国の介入は多々ありました。

 

それでも香港の高度な自治に影響を与えず、市民の権利や自由を奪わない…

 

そして、海外投資家の資産にも影響がない…そのように多くの人が思っていたはずです。

 

たしかに今すぐに…国家安全法の導入により、香港がアジアの金融センターとしての地位が失われるわけではなさそうです。

 

政治も経済も実際のところは、憲法や法律というルールのもとに実行されているわけなので…

 

どんな時にも結局のところ最後は政府が介入するものだと思います。

 

むしろ…誰かにより管理されたものでなければ不正や犯罪を生むのは当然です。

 

例えるなら…一部の暗号資産がそのように思えてしまいます。

 

だけど…どうしてこの国家安全法に対してモヤモヤが払拭できないでしょうか…

 

私が勝手に個人的に考えることだと思うのですが…

 

それはやはり中国だからという勝手に植え付けられた感情があるからだと思います。

 

これが米国なら…正直何とも思わない自分がいるはずです。

 

それはメディアやその場の雰囲気から来る洗脳もあるのかもしれません…

 

現在世界中で起きているデモに警察や軍なども投入されていますが…

 

香港で起きているデモほどにネガティブに報道されているでしょうか…

 

結果的に政府が治安維持のため行動しているという結論は同じはずです。

 

それに今回のコロナウイルス感染拡大の報道を含めてそのような感情はより強くなったところがあります。

 

ですので…表面的な報道や情報だけに囚われず、常に疑い、自分なりの解釈を持つことが特に香港投資には重要になってきていると感じているのです。

 

私達にできる対策は?

トランプ米大統領は、香港への優遇措置を撤廃する指示しましたが…中国への制裁までは実行していません。

 

それは…もはや中国中枢までは干渉せず、香港も政治的に中国の一部とみなす姿勢に移行したようにも感じました。

 

今年は特に大統領選挙もあることから、米中摩擦による株価暴落は避けたい…そんなところだと思います。

 

また、もともとの領土であった英国は、国家安全法に対して香港住民数百万人に英国籍パスポートを発給する方針を示しました。

 

今後少しずつ起こるであろう香港離れに対する対策として現段階で私達にできることは…

 

・香港現地の情報を常に入手できる環境を作る

・日本に資産を戻すためのあらゆる選択肢を準備をしておく

・円、USD、HKDの関係を注意深く監視する

・香港経済の全体の動きや資産の流入流出を注視する

・香港資産運用にフルインベストメントしない

・香港資産運用に伴うリスク分散をする

 

そして、香港は中国の一部という認識が必要になってくると思います。

 

まとめ

香港で資産運用を開始した当時と現在の状況を比較すると…投資環境は随分と変わったように感じます。

 

何が大きく変わったのか?を考えると…中国の影響が露骨に強くなったということが鮮明にわかります。

 

たった数年でこれだけの状況が変わるわけですから…今後もさらにその影響は強くなっていくのが想像できます。

 

香港で資産運用を実施している人も、これから投資を予定されている人にとって重要な認識は…

 

香港で運用する!といより中国の管理下で香港金融センターを活用する!!という解釈の方が大切かと思います。

 

そのために個人として対策できる上記のような対策をしっかり今から実施しておくべきかと思います。

 

国と国との問題や政治に関する問題を…1個人にできることなど皆無なので…それも含めて海外投資と割り切る心構えも大切だと思います。

 

本日も読んでくださり、ありがとうございました。